【ソウル聯合ニュース】韓国と中国が自由貿易協定(FTA)を締結すれば、中国に輸出される北朝鮮・開城工業団地の製品も無関税が適用される見込みだ。外交通商部通商交渉本部関係者が6日、明らかにした。開城工業団地は南北協力事業で、韓国の製造業者が入居している。
 同関係者によると、韓中両国は細かい内容まで詰めていないが、開城工業団地を域外加工地域に認定することで事実上合意した。
 当初、開城工業団地の製品を無関税にすることについて消極的だった中国は、韓国とのFTA締結を急ぐ方針を固め、韓国側の提案を受け入れることになったという。
 両国は分野別指針交渉が終わって、次の段階交渉で域外加工地域の関税免除範囲、基準などを協議していく予定だ。
 一方、韓・欧州連合(EU)のFTAが発効して1年たつが、EU側は開城工業団地を域外加工地域に認定することに依然として消極的だ。
 シンガポール、欧州自由貿易連合(EFTA)、東南アジア諸国連合(ASEAN)とのFTAでは開城工業団地を域外加工地域に認定している。

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