【済州聯合ニュース】韓国・済州島で6日に開幕する第5回世界自然保護会議(WCC)は国際自然保護連合(IUCN)の主催で4年ごとに開催されている。
 WCCは世界各国の政府機関や非政府組織(NGO)、環境専門家が一堂に会し、環境問題について意見交換する唯一の国際会議となっており、「環境五輪」とも呼ばれる。
 主要議題は生物の多様性の維持、気候変動対応、グリーン技術、食料安全保障向上に向けた生態系管理など。経験と情報を共有し、環境政策の方向性を示す役割を果たしている。今回は180カ国・地域から約1万人が参加する。日本からは環境省や外務省などから約40人が出席する。
 IUCNは1948年に設立された。政府機関や非政府組織でつくる世界最大の国際的自然保護機関。約90カ国や1000団体以上の非政府組織が会員となっている。国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界自然遺産指定に関する実質的な審査権を持つなど、国際環境問題で大きな発言力と影響力があるされる。

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