【ソウル聯合ニュース】ソウル中央地裁は5日、ソウルの日本大使館にトラックで突入した60代の男に対し、懲役1年、執行猶予2年の有罪判決を言い渡した。
 被告が動機について、大使館前の従軍慰安婦を象徴する少女像に日本人男性が「竹島は日本固有の領土」と書かれたくいを縛り付けたことに抗議するための正当な行為だったと主張したのに対し、ソウル地裁は「目的を達成するための手段と方法の妥当性が欠如している」と指摘した。
 また、類似の犯罪を防止し韓国内の外国公館の安全を考慮すると厳重に処罰する必要があるとした上で、犯行動機などに酌量の余地があり、負傷者が出なかった点をふまえ判断したと説明した。
 被告は7月9日にソウル市鍾路区にある日本大使館に1トントラックで突っ込んで門の一部などを壊し、暴力行為等処罰に関する法律に違反した罪で起訴されていた。

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