【ソウル聯合ニュース】韓国10大企業グループの今年上半期(1~6月)の営業利益が、上場企業全体の営業利益の70%を超えたことが5日、分かった。
 サムスンと現代・起亜自動車、二つのグループの営業利益が上場企業全体の50%を突破し、財閥グループ内でも両極化が進んでいることがうかがえる。
 韓国取引所と調査会社の財閥ドットコムが10大グループの上半期報告書を分析した結果、営業利益は25兆1197億ウォン(約1兆7000億円)で、前年同期より6.4%増加した。
 10大グループの総売上高が上場企業全体に占める割合は、昨年の上半期49.9%から50.4%と大きな変化はない。
 しかし、営業利益の割合は、57.7%から70.6%に上昇した。
 サムスングループの営業利益が上場企業全体に占める割合は、17.8%から32.6%へと14.8%ポイント増えている。
 現代・起亜自動車グループは14.0%から18.0%へと4.0% ポイント増えた。
 この二つのグループが上場企業全体に占める割合は、31.8%から50.6%に上昇した。
 しかし、それ以外のグループは、営業利益が前年同期よりも減っている。LGグループ(-4.5%)、SKグループ(-31.3%)、ロッテグループ(-37.5%)、現代重工業グループ(-49.4%)、GSグループ(-47.8%)となっている。韓進グループは赤字となった。
 財閥ドットコムの代表は、「欧州債務危機が全世界に影響を及ぼし、世界で競争力のある大企業だけが利益を上げることになり、営業利益の集中度が高まっている」と話した。

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