【長春聯合ニュース】東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟10カ国と韓国、日本、中国のメディア関係者による「第5回10プラス3メディア協力フォーラム」が4日、中国・長春市内のホテルで開かれた。
 「アジアの声と価値」をテーマにした今回のフォーラムは中国共産党機関紙、人民日報の主催。韓国の聯合ニュースや日本の朝日新聞、ベトナム通信社など13カ国・地域のメディア関係者約100人が出席した。
 出席者は国際社会でアジアの影響力が強くなっていることに合わせアジアメディアの発言力を強化していくことで一致した。また南シナ海の島々の領有権争いが激化していることなどを指摘した上で、各国メディアはナショナリズムに傾倒してはならないとした。
 聯合ニュースの尹東栄(ユン・ドンヨン)国際局編集委員は「アジア地域内の協力と相互信頼強化を目指すなら、各国メディアが冷静な姿勢を維持するための自省と努力を行う必要がある」と述べた。
 アジアの協力強化を目的とする同フォーラムは、2008年に中国・天津で第1回が開催された後、毎年、中国の主要都市で開かれている。

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