判決の前にサムスンの内部では勝訴を確信する声が多かったとされる。
争いの焦点はデザインに関する特許ではなく、携帯電話やタブレット端末をパソコンに接続し音楽や画像データなどを共有できる「同期化」技術に関する特許だったため。技術に関する特許はアップルよりサムスンが優位だとする評価が支配的だ。
サムスンの関係者は、「米地裁の陪審員評決が予想を大きく外れた影響から回復し、心機一転できるようになった」と伝えた。
サムスンはこの日の勝訴で、自信を取り戻した雰囲気だ。公式コメントでも業界の革新に寄与すると表明するなど、革新を強調するスタンスを取った。「革新のアイコン」だったアップルを圧倒するとの自信の表れと言えそうだ。
東京地裁はこの日、携帯端末をパソコンに接続して音楽データなどを共有する技術に関する特許をサムスン電子が侵害したとするアップルの主張を退けた。
アップルは昨年8月に、サムスン電子日本法人が輸入・販売しているスマートフォン(多機能携帯電話)「ギャラクシーS」などが特許を侵害したとして提訴していた。
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