【ソウル聯合ニュース】2本以上の指で画面を自在に拡大・縮小できる米アップルの特許技術「マルチタッチ」に代わる韓国の特許が存在することが分かった。
 韓国特許庁の特許情報検索サービスは31日、アップルのスマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」が韓国で発売される直前の2009年9月に、マルチタッチに代わる「Circle to zoom」という技術の特許が出願されたと明らかにした。出願したのは当時学生だったムン・ジュンヒ氏。特許庁は同技術を審査し今年初めに特許登録を公告した。
 この技術は1本の指やタッチペンでスマートフォンの画面に円を描きながら画面を縮小・拡大する技術。時計回りに円を描くと画面が縮小し、反時計回りに描くと拡大する。また、マルチタッチでは不可能な旧型のシングルタッチ画面での拡大・縮小も可能。
 同技術の特許を保有するムン氏は聯合ニュースの取材に対し、アップルのマルチタッチ特許を回避するため開発したことを明かした。
 アップルとサムスン電子の米連邦地裁での特許訴訟では、サムスンがアップルのマルチタッチ技術の特許を侵害したとの陪審評決が出ている。

Copyright 2012(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0