環境機関事務局を韓国へ、インドネシアに支持要請

【ソウル聯合ニュース】韓国企画財政部の朴宰完（パク・ジェワン）長官がインドネシアのマルトワルドヨ財務相に、韓国がグリーン気候基金（GCF）の事務局を誘致できるよう、積極的な支持を要請した。
　GCFは発展途上国の温室効果ガス削減、気候変動への対応などの支援を目的とする機関で、インドネシアは理事国の一つだ。
　朴長官はアジア太平洋経済協力会議（APEC）財務相会合に出席するため訪れたロシアで30日、マルトワルドヨ財務相と2国間会談を行った。朴長官は「アジアが気候変動対策の中心になるべきだ。環境関連の国際機関は欧州と米国に偏っている。地域的な不均衡を解消しなければならない」と話した。
　マルトワルドヨ財務相はGCF事務局誘致に向けた韓国の努力を高く評価するとともに、韓国の立場に十分な理解を示した。
　両者は、最近の国際穀物価格の高騰に対し、両国が政策協調を強化する必要があるとの認識でも一致した。また、主要20カ国・地域（G20）やAPECなど多国間の金融協力体でのパートナーシップ強化に向け、財務当局間に次官級の定例協議チャンネルを常設することに合意した。