自動車生産現場の模様(資料写真)=(聯合ニュース)
自動車生産現場の模様(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国統計庁が31日に発表した産業活動動向によると、7月の鉱工業生産は製造業の不振で前月比1.6%減少した。2か月連続の減少で、減少率も拡大した。ただ、前年同月比では0.3%増加した。
 サービス業生産は卸・小売(2.5%)、金融・保険(0.9%)などが増加した影響で、前月比0.7%増えた。前年同月比でも1.5%増となった。

 鉱工業、サービス業、建設業、公共行政の4部門を合わせた全産業生産は前月比で0.3%増、前年同月比では1.6%増を記録した。
 製造業の平均稼働率は77.2%で、前月に比べ0.9ポイント下落した。同稼働率は2009年7月(77.1%)以来3年ぶりの低水準。
 現在の景気状況を示す動向指数循環変動値と、今後の景気を予測する先行指数はそれぞれ前月比0.2ポイント上昇した。
 業種別の前月比生産をみると、化学製品(2.3%増)、タバコ(18.1%増)、石油精製(3.0%増)などは増えたが、輸出主力製品の半導体および部品(5.7%減)、自動車(5.8%減)、ゴムおよびプラスチック(2.8%減)などで減少した。
 出荷は前月比で内需用が1.2%増加した一方、輸出用は4.8%減った。前年同月比では内需用が0.4%減、輸出用が3.4%増加した。
 在庫は前月比で映像音響通信(11.0%増)、食料品(2.8%増)、半導体および部品(1.4%増)などは増えたが、機械装備(2.9%減)、化学製品(2.4%減)、自動車(2.2%減)などが減り、0.1%減少した。
 サービス業生産は前月比で0.7%増、前年同月比で1.5%増を記録した。消費心理と直結する小売販売額指数は前月比で3.4%増、前年同月比では2.7%増となった。
 設備投資は前月比2.5%増、前年同月比で1.2%増を記録した。国内機械受注は前年同月比6.7%減少した。建設受注は機械設置などの発注は減ったものの、工場、発電、新規住宅などの発注が増え、前年同月比で23.8%増加した。

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