【ソウル聯合ニュース】韓国の大手上場企業の4~6月期純利益が大幅に減少したことが分かった。
 韓国取引所と韓国上場社協議会は30日、連結決算書を提出した12月決算法人182社のうち、分析可能な163社の4~6月期売上総額は399兆7239億ウォン(約27兆7000億円)で、前年同期比9.0%増加したと明らかにした。
 一方、純利益は12兆3237億ウォンで39.1%の大幅減となり、営業利益は20兆7292億ウォンで16.3%減少した。
 4~6月期の業績は、1~3月期と比べても急速に悪化した。売上高は2.6%増加したものの、純利益は36.7%、営業利益は15.7%、それぞれ減少した。
 4~6月期は大半の業種で業績が落ち込んだ。単体決算書基準で建設が赤字に転落し、運輸・倉庫と電気・ガスは赤字が続いた。このほか、純利益が減少した業種は医療・精密(マイナス88.6%)、機械(マイナス69.2%)、繊維・衣服(マイナス59.6%)、通信(マイナス58.6%)、化学(マイナス55.0%)など。
 純利益が増えた業種は、紙・木材(614.3%)、サービス(34.6%)、飲食料品(12.4%)、電機・電子(8.7%)などわずかだった。
 業績悪化を受け、単体決算書を分析した633社のうち21.7%に当たる137社が上半期に赤字を計上した。

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