【ソウル聯合ニュース】韓国与党セヌリ党の黄祐呂(ファン・ウヨ)代表は30日、旧日本軍慰安婦問題などについて日本の政治家が相次いで否定的な発言をしていることに関し、「日本政府に真剣な再考と反省を求める」と述べた。
 黄代表は同党の最高委員会議で、野田佳彦首相の慰安婦の強制性を否定した発言や、安倍晋三元首相が慰安婦の強制動員を認めた「河野談話」の見直しに言及したことについて、「これは東洋の平和と繁栄のための架け橋を作ろうという努力に水を差すものだ」と批判した。
 また、国連が1996年と2003年に慰安婦に対する法的責任が日本政府にあることを認め、賠償および謝罪を勧告した人権理事会報告書を採択したことに触れ、歴史に逆行する動きだと批判。「日本が今しなければいけないことを先延ばしにし、負担を後世に押し付けるものだ」とした。

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