【ソウル聯合ニュース】韓国の非政府組織(NGO)「ワールドビジョン」関係者は27日、北朝鮮に小麦粉500トンを支援する方針を明らかにした。
 同関係者によると、ワールドビジョンは水害で大きな被害を受けた平安南道・安州と价川に小麦粉を送ることで北朝鮮の対韓国経済協力窓口、民族経済協力連合会(民経連)と合意した。週内にも支援が行われるよう準備を進めているという。
 北朝鮮はこのところ、韓国民間団体の支援に好意的な姿勢を示しており、韓国政府が強調している支援物資の配分の監視は昨年と同水準になるとみられる。
 ワールドビジョン関係者3人は17日、北朝鮮・開城で民経連側と人道的な支援について協議していた。
 一方、韓国の対北朝鮮人道支援団体でつくる対北協力民間団体協議会は9月10日前に小麦粉1000トンを支援する方向で北朝鮮側と協議を行う。28日午後、記者会見を開き、民間団体の水害支援に関する政府の立場、支援の詳細などを公表する方針だ。

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