【ソウル聯合ニュース】第二次世界大戦後の混乱で現在の北朝鮮内に残留し死亡した日本人の遺骨返還問題をめぐり、今月29日に中国・北京で開かれる日朝協議を前に、北朝鮮が日本政府は同問題を政治化していると非難した。
 北朝鮮の朝鮮中央通信は16日付の論評で、同問題は実務的問題であり人道主義的問題であるにもかかわらず、日本当局が協議の趣旨をすり替えようとしていると非難。日本の藤村官房長官が日朝協議の議題に日本人拉致問題も含まれると発言したことを批判した。「日本が人道主義的問題を政治化することで得るものはなにもない」と強調した。
 北朝鮮の非難は今回の日朝協議の議題を遺骨返還問題に限定し、拉致問題を除外しようという意図とみられる。

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