【釜山聯合ニュース】太平洋戦争の際、日本軍が慰安婦の派遣に関与していた事実を示す秘密文書が発見された。
 韓日文化研究所の金文吉(キム・ムンギル)所長(釜山外国語大学名誉教授)は16日、日本防衛省の史料室で5月に発見した秘密文書を公表した。
 同文書は、1942年6月13日に日本陸軍の台湾軍参謀長が日本陸軍省副官宛に送ったもの。ボルネオの野戦軍慰安所に派遣させる「特種慰安婦」50人に関する調査を行ったが、人員が不足しているため、20人の増員を要請している。
 金所長は、太平洋戦争当時は台湾軍参謀長が東南アジアの野戦部隊を指揮しており、特種慰安婦とは野戦部隊に送る慰安婦を指すと説明した。その上で「日本政府は『慰安所の運営に軍が関与した事実はない』と否認してきたが、この文書を見ると日本の主張が誤っていることが分かる」と指摘した。

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