【ワシントン聯合ニュース】米国務省のヌーランド報道官は30日の定例会見で、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の訪中可能性を問う質問について、「中国政府に聞くべき」とした上で、「中国が(北朝鮮に対する)独自の影響力を持っているため、(影響力を)最大限利用することを求めている」と述べた。
 ヌーランド報道官は「(米中は)北朝鮮に同じことを要求している」と説明。「北朝鮮が住民により良い未来を提供することを望むなら、国際義務を順守しなければならない」と指摘した。
 中国共産党の王家瑞・中央対外連絡部長が訪朝したことには触れなかった。 
 一方、国務省当局者は北朝鮮脱出住民(脱北者)を支援する韓国人活動家、金永煥(キム・ヨンファン)氏が中国当局に拘束され、厳しい拷問を受けたことについては具体的な言及を避けた。

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