【ソウル聯合ニュース】韓国関税庁が30日に発表した4~6月期の自動車輸入(金額ベース)は9億9200万ドル(約777億円)で、前年同期比37.1%増となった。欧州連合(EU)との自由貿易協定(FTA)締結により、同地域からの輸入関税が引き下げられたことが影響した。
 小型ディーゼル車(排気量1500cc以下)が167万ドルとなり、21倍増加した。小型ガソリン車(1000cc超~1500cc以下)は26.0%減少した。
 中型(1500cc超~2500cc以下)と大型(2500cc超)ディーゼル車はそれぞれ61.6%、120.9%増えた。ガソリン車も中型(1500~3000cc)は13.2%増、大型(3000cc超)は12.3%増加した。
 小型ディーゼル車はフランスからの輸入が94.4%を占めた。小型ガソリン車はドイツ製が56.0%だった。中型と大型ディーゼル車の74.0%と55.6%、中型ガソリン車の47.0%、大型ガソリン車の56.6%がドイツ製だった。
 韓国の自動車輸出は108億4600万ドルで、3.1%増となった。主力の中型ガソリン車が8.7%増え、全体を押し上げた。小型ディーゼル車は1~3月に838.8%、4~6月期は228.8%増加し、好調を維持した。4~6月期の中型と大型ディーゼル車はそれぞれ10.7%減と50.0%減になった。
 自動車の輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は98億5400万ドルで、黒字額は前年と同水準だった。
 輸出単価は1台当たり1万3327ドルで、2.0%上昇した。輸入単価は3.1%下落の2万9469ドルだった。
 1~6月の自動車輸出額は同13.7%増の217億3900万ドル、輸入は9.2%増の19億700万ドルを記録。貿易黒字は14.1%増の198億3200万ドルとなった。
 関税庁関係者は「EUとのFTAの影響で欧州からの輸入が増えた。輸出は世界2位のEU市場の低迷で小幅な増加にとどまった」と説明した。

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