【ソウル聯合ニュース】中国を訪問する北朝鮮のビジネスマンと労働者が昨年の春以降、急増していることが29日までに分かった。
 聯合ニュースが中国政府の外国人入国に関する資料を分析したところ、中国を訪問した北朝鮮住民は、2006~2010年は10万~11万人台で推移したが、昨年は15万2000人に急増した。今年(1~6月)も8万8000人が訪問している。
 訪中する北朝鮮住民の約7割はビジネスマン(各種会議への参加者含む)と労働者だった。ビジネスマンと労働者の訪中は昨年4~6月期以降に急増している。
 住民が国外に出ることを厳しく制限してきた北朝鮮が方針を転換したのは、昨年5月の故金正日(キム・ジョンイル)総書記の訪中と関係があるとの分析が出ている。
 当時、中国政府は金総書記の中国訪問を北朝鮮に要請した理由について、「中国の発展状況を理解してもらい、北朝鮮の発展に活用する機会を与えるため」と内外に公開していた。

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