【ソウル聯合ニュース】SKハイニックスが26日に発表した4~6月期の連結決算は、売上高が前年同期比5%減の2兆6320億ウォン(約1800億円)、営業利益が同95%減の228億ウォンだった。前四半期(1~3月)と比べると、売上高は10%増加した。
 また、営業利益は昨年7~9月期から続いた赤字に歯止めが掛かり、4四半期ぶりに黒字転換を果たした。利息の支払いや為替による損失などで、純損失は530億ウォンを計上した。
 同社は、季節的な需要の落ち込みなどでNAND型フラッシュメモリーが値下がりしたが、DRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)とマルチ・チップ・パッケージ(MCP)部門の売り上げが比較的堅調に増加したことから、前四半期より売上高が増えたと説明した。
 4~6月期の出荷量は、DRAMが前四半期比7%、NAND型フラッシュメモリーが同9%、それぞれ増加した。平均販売価格はDRAMが前四半期比7%上がった一方、NAND型フラッシュメモリーは同19%下落した。
 SKハイニックスは、欧州財政危機など世界経済の不確実性が高まっていることから、当面は大規模投資を控える方針だ。

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