大統領は実兄らが関与したとされる収賄事件の検察の捜査結果を待って謝罪することが望ましいとも考えたが、それより先に率直な心境を明かすことが最低限の道理だと判断して会見を開いたと説明した。
また、就任当初からクリーンな政治に向けた確固たる信念を持ち、全財産を社会に還元したり、給与を寄付したりして一定の成果を上げたと述べた上で、「私の周辺で失望を禁じえない問題が起き、顔を上げることができない。全てが私の責任でいかなる叱責も受ける」と重ねて謝罪した。
ただ、「自責だけをしているには今日の内外情勢があまりにも緊迫している上、懸案も多く、大統領としての責務を疎かにできない。死而後已(命がある限り努力し続ける)との覚悟で、より誠心誠意尽くし与えられた役割を果たしていきたい」と話した。
李大統領の実兄、李相得(イ・サンドゥク)前国会議員が貯蓄銀行からの斡旋(あっせん)収賄容疑などで逮捕されたほか、最側近とされる前放送通信委員長や前知識経済部次官が相次いで検察の捜査を受けている。
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