上半期の外国人観光客23%増　観光収支改善＝韓国

【ソウル聯合ニュース】韓国の文化観光体育部は10日、1～5月の観光収支が1億4000億ドル（約111億円）の赤字になったと発表した。
　前年同期の19億ドルの赤字から大幅に改善した。観光収入が39%増加したのが後押しした。
　観光収支は3月以降、黒字を続けている。このペースなら2000年以降、12年ぶりに観光収支が黒字に転じると見込まれる。
　今年上半期（1～6月）の外国人観光客数は前年同期比23%増の533万人になる見通し。このうち日本人観光客は30%増の182万人、中国人観光客は30%増の120万人。このままいけば、今年の外国人観光客誘致目標1100万人を達成できるとみられる。
　同部は外国人観光客が急増したのは2010年の延坪島砲撃事件による朝鮮半島情勢不安や昨年の東日本大震災で悪化した旅行需要が回復したためと分析した。また、K－POPなどを活用した韓流マーケティングなども観光客を呼び込んだと説明した。