【ソウル聯合ニュース】韓国保健社会研究院が10日に公表した研究報告書によると、韓国人の生活の質に関する「幸福指数」は経済協力開発機構(OECD)に加盟している34カ国中、32位だった。
 幸福指数は生活状態や可処分所得、得格差の程度を表す指数「ジニ係数」、雇用率、殺人率など経済や社会分野の19項目を基に算出された。
 漢城大学の李来賛(イ・ネチャン)教授がこれらを分析した結果、韓国は10点満点中4.20点で平均(6.23点)を大きく下回り、メキシコとトルコに次いで点数が低かった。トップはデンマークの8.09点で2位のオーストラリアも8点台をマークした。
 韓国の結果を詳しく見ると、環境や生態系維持の可能性と共同体構成員同士の接触頻度を反映した「社会ネットワークの安定性」で最下位だった。「健康状態」(32位)、「必需施設を所有できない世帯の比率」(31位)、「マイノリティーに対する寛容さ」(28位)、「貧困率」(28位)などの順位も低かった。
 所得分配の公平性に関する点数が低下したこともあり、政策的な配慮が必要だとの声も上がっている。

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