【広州聯合ニュース】ソウルの日本大使館前に設置されている従軍慰安婦を象徴する少女像を「売春婦像」などとした日本人男性に対し、元慰安婦らが告訴することを決めた。元慰安婦の女性が共同生活する施設「ナヌムの家」が3日、明らかにいた。
 同施設によると、元慰安婦10人は男性について名誉棄損と冒涜(ぼうとく)の疑いで4日、ソウル中央地検に告訴状を提出する。
 ナヌムの家や日本軍慰安婦歴史館、国際平和人権センター、市民約1000人も告発状を出す方針だ。これに先立ち、男性の韓国入国禁止を求める申請書をソウル出入国管理事務所に提出するという。
 ナヌムの家は男性に対し、「日本が起こした太平洋戦争被害者の存在を否定し、被害者を冒涜した上、ハルモニ(おばあさん)の分身である少女像にくいを縛り付けたテロリスト」と非難。「戦争犯罪を賛美し、反人倫的なテロを犯した日本人に法的措置を問いたい」と説明した。
 男性は先月19日、少女像を「売春婦像」と呼び、「竹島は日本固有の領土」と韓国語と日本語で書かれたくいを縛り付け、これらの様子をブログで公開した。当時、韓国の警察は「国民の感情を著しく損ねた事件だが、適用できる法律がない」との見解を示していた。

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