【ドバイ聯合ニュース】韓国がイラン産原油の輸入停止方針を明らかにしたことに対し、イランのガセミ石油相が韓国との関係見直しに言及した。ロイター通信が国営イラン通信(IRNA)の報道内容を伝えた。
 ガセミ石油相は28日、「韓国がイラン産原油の導入を完全に停止すれば、韓国との関係を再考する」と述べた。それ以上の言及はなかった。
 韓国は欧州連合(EU)によるイラン産原油輸送船への再保険引き受け停止の決定を受け、7月1日からイラン産原油の輸入を停止する方針を固めた。韓国のイラン産原油の輸入規模は世界で4番目に大きい。アジアでは最初の輸入停止公表となった。韓国政府はイラン産に代わる原油を、イラクやクウェート、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)などから確保したという。
 イランのマスミファル駐韓大使も27日に聯合ニュースのインタビューに対し、韓国への抗議として、韓国製品の輸入を全面中断する可能性があると警告した。

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