【ソウル聯合ニュース】韓国鉱物資源公社は28日、慶尚南道咸安郡の漆西産業団地で、リチウム2次電池の原料となる硫酸ニッケル・硫酸コバルトの生産工場起工式を開いた。民間企業や韓国産業銀行と共同で投資し、来年の完工を目指す。
 硫酸ニッケルと硫酸コバルトは、リチウム2次電池用正極活物質の原料として使われる。工場ではそれぞれ年間1万2000トン、1000トン生産する予定だ。
 鉱物資源公社は、韓国での硫酸ニッケル年間消費量は1万2000トンと世界消費量の半分を占めるが、このうち国内での生産量は3200トンにとどまり、年間需要が3万トンの硫酸コバルトも5000トンしか国内で生産できていないと説明。工場が完工すれば、1億ドル(約80億円)の輸入代替効果が得られると期待を示した。

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