【ソウル聯合ニュース】韓国貨物運送労働者の労働組合「貨物連帯」によるストライキが4日目に入ったが、懸念されていたような物流混乱はまだ起きていない。
 国土海洋部は28日、27日午後10時現在、ストに参加し運送を中断しているトラックは全体の約16%に当たる1834台(組合員車両1010台、非組合員車両824台)だと明らかにした。2008年6月に貨物連帯が全面ストを決行した際の72.1%を大きく下回っている。
 ストに参加する車両は、2日目の26日正午に2958台(参加率26%)とピークに達し、それ以降は減少を続けている。
 スト3日目には半減した物流量もやや持ち直した。釜山港など全国の主要物流拠点13か所の1日コンテナ取扱量は、26日午後10時の時点では通常の50.5%に落ち込んだが、27日午後10時には63.1%に回復した。
 国土海洋部は、2008年に比べてストの勢いが弱く、深刻な物流混乱には至らないと楽観視しながらも、軍に委託していたコンテナトラックを主要物流拠点に投入し、貨物列車を増便するなど、輸送遅延の最小化に努めている。

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