【ソウル聯合ニュース】韓米自由貿易協定(FTA)による関税引き下げの恩恵を受けた業種のうち、自動車部品と繊維分野でFTAの活用が活発なことが分かった。
 韓国のFTA貿易総合支援センターが26日、米国国際貿易委員会の統計を分析した結果を公表した。それによると、FTAを活用した米国の韓国からの輸入額は4月に11億9600万ドル(約952億円)を記録した。
 韓国からの輸入における4月のFTA活用率は自動車部品分野が61.5%、繊維分野では68.7%だった。同2分野の活用率は、韓国関税庁が集計した韓米FTA全体の活用率(59.2%)を上回った。 
 石油化学(81.5%)、タイヤ(79.4%)など大企業中心の輸出製品の場合、FTA活用率は約8割に上った。農林水産食品のFTA活用率も76.9%を記録した。
 一方、輸出の主力となる電機・電子分野での活用率は51.9%に過ぎなかった。
 支援センターは「各業界は輸出拡大や新規取引先確保などの海外マーケティングにFTAを積極的に活用している」と評価した。

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