【ソウル聯合ニュース】韓国と米国の海軍、日本の海上自衛隊による合同軍事演習が21日、済州島南方の公海上で始まった。22日まで。
 演習は捜索・救助、海上封鎖作戦など人道的支援に基づいて実施される。日本の米海軍横須賀基地(神奈川県)に配備されている原子力空母ジョージ・ワシントンが初参加。ほかに韓国のイージス艦「世宗大王」を含め3カ国の駆逐艦や支援艦など艦艇10隻余り、対潜ヘリも参加する。
 韓日米の海上軍事演習は2008年から定期的に実施されてきた。2010年に韓国海軍哨戒艦撃沈事件が起こって以降は、済州島南方の公海上で行われるようになった。
 今回の演習について、韓国の軍当局は詳しい説明を自粛するなど「中国への配慮」と思われる対応を取っている。
 同演習に対し、中国外務省の劉為民報道官は14日の定例会見で「アジア太平洋諸国は朝鮮半島と北東アジア地域の平和と安定に向けた努力を行うべきで、その反対のことはすべきでない」と、けん制している。
 一方、23~25日には韓国軍と米軍が黄海で合同海上演習を行う。同演習は北朝鮮の侵入などに備え毎年定期的に実施されている。米原子力空母のジョージ・ワシントンが韓日米の合同軍事演習に続いて参加する。

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