パネッタ米国防長官(資料写真)=(聯合ニュース)
パネッタ米国防長官(資料写真)=(聯合ニュース)
【ワシントン聯合ニュース】北朝鮮の長距離弾道ミサイルの脅威に備え、韓国軍が弾道ミサイルの射程距離延長を求めている問題と関連し、パネッタ米国防長官は14日、韓国政府との協議で進展があったと話した。
 米ワシントンで開かれた第2回韓米外務・国防担当閣僚会議(2プラス2)後に行った記者会見で明らかにした。両国間の懸案である同問題に対し、米国側の国防トップが「進展」と言及したことを受け、今後の行方が注目される。

 会議には韓国から外交通商部の金星煥(キム・ソンファン)長官、国防部の金寛鎮(キム・グァンジン)長官、米国からクリントン国務長官、パネッタ米国防長官が出席した。
 現在、韓国軍の弾道ミサイルは1979年に設けられ、2001年に改正された韓米のミサイル指針に基づき、射程距離300キロ、弾頭重量500キログラム以下の制限を受けている。韓国側は北朝鮮全域をカバーできる水準に向上させるべきだと主張し、射程距離を800~1000キロに延長する案を提案している。これに対し、米国側はミサイル技術の不拡散や日本や中国などの立場を考慮し、難色を示しているとされる。
 韓米両国はこの日発表した共同声明で、「北朝鮮の長距離弾道ミサイル能力に対応し、ミサイル協議に対する包括的な連合防御態勢を強化する方策を推進することで一致した」と明らかにした。

Copyright 2012(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0