米上院軍事委員会のレビン委員長=(AFP=聯合ニュース)
米上院軍事委員会のレビン委員長=(AFP=聯合ニュース)
【ワシントン聯合ニュース】米上院軍事委員会のレビン委員長が韓国軍の弾道ミサイルの射程延長について、条件付きで賛成する姿勢を示した。
 米ワシントンで12日に開かれた安保セミナーに出席したレビン委員長は、聯合ニュースの質問に対し「韓国が非脅威的、防御的な方式で、自ら費用を投じて進めるならば、何も問題はないと思う」と答えた。ただ、「射程延長が攻撃的な措置と認識されないよう望む」とし、中国や北朝鮮を刺激しないことを前提とした。

 韓国政府はミサイル射程延長に関連し、北朝鮮の核とミサイル脅威に対応することが目的だと強調しており、レビン議員の発言は射程延長に前向きな立場といえる。
 セミナーに参加したカートライト前米統合参謀本部副議長は「ミサイル射程は技術的な問題でも、計画の問題でもない。現実的に周辺国の理解が核心」と指摘した。
 これについて米国務省関係者は、「米政府は韓国の安保需要に応じるため協力している」と話した。従来型戦力をはじめ、ミサイル防衛や核能力、戦略原則などまで、全範囲での同盟力改善策を模索するために努力を続けていると説明した。
 一方、ある外交筋は聯合ニュースの電話取材に対し、ミサイル射程延長問題は13~14日にワシントンで開かれる第2回韓米外務・国防担当閣僚会議(2プラス2)会談の公式議題ではないとしながらも、「両国間で集中議論が進んでいる」と話した。

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