【ソウル聯合ニュース】サムスン電子は7日、京畿道・華城での新規生産ラインの建設に2兆2500億ウォン(約1524億円)を投資すると発表した。2013年完工をめどに、今月着工する。
 300ミリメートルのウエハーラインで、最先端の20ナノメートル(ナノは10億分の1)と14ナノプロセス技術により主にモバイル向けアプリケーションプロセッサ(AP)を生産する。
 新ラインの建設は、スマートモバイル機器の普及に伴うシステムLSI(大規模集積回路)の需要急増に迅速に対応するもの。今年、京畿道・起興の一部ラインもシステムLSI生産に転換している。
 サムスン電子は、昨年華城で新ラインを完工したのに続き、中国・西安のNAND型フラッシュメモリーの生産ライン、今回の新ラインと、韓国内外でバランスの取れた投資を進めることで安定した生産体制の構築を図っている。
 調査会社によると、スマート端末向けシステムLSI市場は、2011年の234億ドル(約1兆8566億円)から2016年には594億ドルと、年平均20%以上の高成長が見込まれる。

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