【ソウル聯合ニュース】韓国上場企業の債務返済能力が悪化している。
 韓国取引所と韓国上場会社協議会は7日、有価証券市場668社(12月決算)のうち635社を対象に1~3月期の業績を分析した結果、インタレスト・カバレッジ・レシオは4.33倍と、前年同期の5.58倍に比べ低下したと明らかにした。
 インタレスト・カバレッジ・レシオは企業の支払利息に対する事業利益(営業利益と受取利息・受取配当金の合計)の比率で、値が小さいほど債務返済能力が低いことを意味する。営業利益が大幅に減った一方、社債発行など外部資金の調達が増加し、利息負担が増えたことが指標の悪化につながった。
 調査対象企業の1~3月期の営業利益は16兆1824億ウォン(約1兆1000億円)で前年同期比15.6%減少したのに対し、支払利息は3兆7367億ウォンで8.7%増加した。
 インタレスト・カバレッジ・レシオが「0~1未満」で、事業利益で利息の支払いができない企業は169社で、調査対象の約27%を占める。前年同期から38社増加した。

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