【ソウル聯合ニュース】北朝鮮では全人口の26%の家庭でしか電気を使っていないことが、国連開発計画(UNDP)のアジア太平洋地域人間開発報告書で分かった。米国営放送のボイス・オブ・アメリカ(VOA)が18日、伝えた。
 北朝鮮の電力事情は、2009年時点でアジア20カ国のうち5番目に悪い。ミャンマーの電力使用は全人口の13%と最も低水準で、アフガニスタン(16%)と東ティモール(22%)、カンボジア(24%)も北朝鮮を下回った。 
 北朝鮮の1人当たりの電力使用量は1990年に1246キロワット時(kWh)だったが、2000年には713kWhに急減し、2008年も809kWhにとどまった。2008年に北朝鮮で生産された電力の60.6%を水力発電が占め、石炭火力発電が36.0%だった。
 また、2009年の北朝鮮のエネルギー生産量は2030万TOE(石油換算トン)と集計された。アジアの開発途上国16カ国では5番目に小さい。100万TOEを輸出し、残りを北朝鮮内で使用。このうち89%は化石燃料、11%は再生可能エネルギーだった。

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