【ソウル聯合ニュース】統計庁が30日に発表した産業活動動向によると、3月の鉱工業生産は前年同月比0.3%増となったが、前月比では3.4%減を記録した。
 前月比減は、主力商品の金属加工(10.5%減)、石油精製(9.8%減)、機械装備(7.4%減)の不振のため。半導体・部品(1.5%増)、コンピューター(5.0%増)、たばこ(9.3%増)は増加を維持した。
 前年同月比では自動車(10.7%増)、医療精密科学(9.3%増)が好調を維持し、石油製品(9.2%減)、映像音響通信(13.0%減)、医薬品(16.2%減)、木製製品(20.0%減)が不振だった。
 出荷内訳をみると、内需用は前年同月比3.7%減り、輸出用は4.0%増えた。2月に国内の車両の燃料販売が多かった反動もあったほか、国内消費の低迷が本格化したことが影響したとみられる。
 サービス業生産は、保健・社会福祉の好調で前年同月比1.4%増えたが、金融・保険、運輸の不振で前月よりは1.0%減少した。
 現在の景気状況を示す動向指数循環変動値は前月より0.4ポイント下落した。
 企画財政部は「景気転換期には月別変動幅が大きい。ただ、四半期別でみると、昨年10~12月期に比べ、今年1~3月期の指標は改善している」と評価した。

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