【ソウル聯合ニュース】韓国の銀行の外貨借り入れ環境と外貨の流動性がともに良好な水準となっている。
 金融監督院は18日、先月の国内銀行の外貨借り入れのうち、短期借り入れの上乗せ金利が15.3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と集計されたことを明らかにした。前月の8.8bpから多少上がったが、欧州財政危機前よりは低い水準を維持している。
 償還期間1年の中長期借り入れの上乗せ金利は137bpで、前月(125bp)を上回ったが、5年償還の場合は190bpで前月(246bp)から大幅に下がった。金融監督院は「欧州危機に対する市場の懸念が緩和され、外貨借り入れ環境が安定した様相を見せた」と説明した。
 外貨流動性を見ると、国内銀行の短期借り入れの借り換え率は先月94.0%で、前月(65.1%)に比べ上がった。中長期借り入れの借り換え率は113.4%で、10か月連続で100%超となっている。これは、満期を迎える借り入れより、新たな借り入れ額のほうが大きいことを意味する。このほか、外為健全性を示す数値なども良好だった。

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