入札は東芝、米半導体大手マイクロン・テクノロジーを含めた3社が三つどもえの争いを展開をするとの見方が有力だ。現在、ハイニックスは約7兆ウォン(5066億円)の資金があるとされる。今年の投資にあてる4兆ウォンなどを差し引いても、最大で1兆5000億ウォンを使えるとみられる。ハイニックスの資金力は落札予想価格に十分に匹敵する価格だとされている。
ハイニックスがエルピーダメモリの落札に成功した場合、DRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)の合計世界シェアは30%を超え、首位サムスン電子の競争相手として浮上する。
韓国の証券会社アナリストは半導体業界についてのレポートで、エルピーダメモリの経営破綻で4~6月期にDRAMの供給不足が起こり、他メーカーが価格の上昇などの「恩恵」を受けると指摘した。
ハイニックスの入札参加については、ライバル社をけん制するためのもので実際にスポンサー企業になる意向はないとの声もあるが、今年に入ってSKグループに買収された同社が半導体業界の構図を変える可能性はある。
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