【ソウル聯合ニュース】韓国の製造業が4~6月期の景気好転を見込んでいることが分かった。
 知識経済部と産業研究院は29日、韓国の製造業508社を対象に今月実施した景況判断指数(BSI)の調査結果を明らかにした。それによると、1~3月期のBSIは88で、前期より悪化した。
 BSIは基準値の100を上回ると、景気を良いとみる企業が悪いとみる企業より多いことを意味し、100未満ならばその逆となる。昨年4~6月期は101だったが、7~9月期が91、10~12月期が90と低下が続いている。
 今年1~3月期を前期と比較すると、部門別では売上高(BSI87)、内需(85)、輸出(91)、経常利益(82)などが振るわなかった。業種としては半導体(126)と電気機械(103)以外、軒並み低調だった。
 一方、4~6月期の見通しBSIは104で、景況感の改善が期待される。業種別では造船(80)と非金属・石油精製(97)を除く全業種が楽観的な見方を示した。中でも半導体(133)と精密機器(120)、鉄鋼(112)の好調が予想される。
 知識経済部はこうした見通しについて、米国の景気回復の兆しと韓米自由貿易協定(FTA)効果への期待を要因に挙げた。

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