キム氏は、自身の人生と仕事を通じ、人に投資する包括的な開発が、経済的、道徳的に最も重要であることを知ったと述べた。また、「世界経済との結びつきが、貧しい国をどのようにして世界で最も躍動的で繁栄する国の一つにつくりあげたかを見守ってきた」と、韓国生まれの自身の体験に言及。インフラや学校、保健施設に対する投資が国民の暮らしをどう変えたかを見たという。また、経済成長が保健、教育、公共に対する投資財源を築く上で欠かせないという事実も知った。その上でキム氏は、低所得国が持続可能な経済成長を共有することを希望した。
世界銀行については「すべての国の要求に迅速、効果的に対応することを願う」と述べた。キム氏は同時に、医学と社会科学分野の経験と開かれた心で取り組む考えを示し、支持を呼びかけた。
キム氏は27日、韓国を含む7カ国訪問に出発した。各国の財務相らに会い、世界銀行の政策方向などについて意見を交わす予定だ。
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