【ソウル聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領とウクライナのヤヌコビッチ大統領は28日に青瓦台(大統領府)で会談し、両国の友好関係を深めるとともに、実質的な協力を強化することで合意した。
 李大統領はその席で、ウクライナの核安保増進に向けた措置とソウル核安全保障サミットの成功に向けた積極的な寄与に感謝の意を示した。ウクライナはサミット直前の今月22日、自国の高濃縮ウラン(HEU)を全量ロシアに移管した。
 両首脳はまた、両国が外交関係を樹立して以降、20年にわたり政治・経済・文化などさまざまな分野で関係を発展させてきたことを評価し、これを基盤に宇宙航空・農業・インフラ分野での協力も拡大することで一致した。
 李大統領はまた、無国籍の高麗人の定着に向けたウクライナの支援に感謝の意を示した。
 高麗人は、スターリンにより旧ソ連沿海地方から中央アジアに移住させられた朝鮮系の人々を指す。ウクライナは2009年1月、特別措置として中央アジアなどから流入した無国籍の高麗人900人余りに滞在資格を与えた。

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