【ソウル聯合ニュース】韓国の主要10グループに所属する上場企業の昨年業績は、売上高が増加した半面、収益性は悪化したことが21日までに分かった。
 財界専門サイトの財閥ドットコムによると、主要10グループの12月期決算上場企業81社(公企業除く)の昨年売上高は総額667兆ウォン(約49兆5000億円)で、前年に比べ12.7%増加した。しかし、営業利益は44兆1000億ウォン、純利益は35兆8000億ウォンで、それぞれ前年比13.3%と18.9%減少した。売上高営業利益率も前年の8.6%から6.6%に低下した。
◇グループにより明暗
 好調が目立ったのは現代自動車グループ(上場企業9社)。売上高は前年比19.8%増の132兆7000億ウォンで過去最高を記録し、営業利益は11兆7000億ウォン、当期純利益も10兆3000億ウォンと、ともに20%以上拡大した。
 SK(14社)とロッテ(8社)、GS(7社)も、売上高と営業利益が2桁の増加率を示した。
 一方、サムスン(14社)の売上高は前年比10.0%増の183兆ウォンで過去最高だったものの、利益は20%以上の大幅減となった。営業利益が15兆4000億ウォン、当期純利益が13兆1000億ウォンにとどまった。
 LG(11社)は売上高が97兆4000億ウォンで同3.6%増加したのに対し、営業利益はほぼ半減の2兆1000億ウォン、当期純利益は1兆1000億ウォン減の2兆2000億ウォンだった。現代重工業(3社)と韓進(5社)、ハンファ(3社)、斗山(6社)も増収減益となった。
 81社の資産総額は前年比9.1%増の687兆8000億ウォン、負債総額は9.8%増の321兆ウォンと集計された。

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