【ソウル聯合ニュース】韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領は19日、世界には13万個余りの核兵器をつくれる核物質が散在するとし、ソウルで26日に開幕する核安全保障サミットの目的について「世界の核物質の量を最小化するとともに管理を強化し、究極的に核兵器のない世の中をつくることにある」と話した。定例のラジオ・インターネット演説で述べた。
 李大統領は「韓国は北朝鮮による絶え間ない核の脅威の中にあっても、確固かつ一貫した核不拡散原則を守ってきた。また、原子力を平和的に使用している模範国」とし、こうした点が国際社会から認められ、核安全保障サミットを開催できることになったと説明した。前回のサミットが核安保への認識を共有する宣言の意味合いがあったとすれば、今回は「首脳宣言」を通じ、より進展し具体化した実践内容を示すことになるとの見通しを示した。放射性物質に対する各国の管理強化と、核物質の違法取引を防ぐための国際的な協力策が盛り込まれる予定という。
 さらに、「北朝鮮の非核化に対する国際社会の支持基盤を広げる上でも大きな役割を果たすだろう」と述べた。
 李大統領は、議長国としての強い使命感と責任意識をもってサミットを成功させなければならないと強調した。

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