【ソウル聯合ニュース】韓国の知識経済部は8日、第1回ロボット産業政策協議会を開き、今年のロボットの国内生産額を3兆ウォン(約2170億円)に引き上げる目標を提示した。
 目標達成に向け、基幹技術のための研究開発(R&D)、国内需要創出、人材育成などに予算1738億ウォンを投入する計画だ。
 2010年現在、ロボットの国内生産額は、製造業用が1兆4111億ウォン、サービス用が2712億ウォン、部品が1026億ウォンの計1兆7849億ウォンと推算される。
 知識経済部は今年の基幹技術・融合製品の開発促進に1095億ウォン、ロボット市場の規模拡大に向けた支援に464億ウォンを投じる方針だ。産業インフラの拡充に137億ウォン、国レベルの協力システムの構築に42億ウォンを割り当てる。
 政府は、人間とロボットが協業する「Co 人間-ロボット社会」の実現を想定し、2013~2022年のロボット市場開拓に向けた課題などを盛り込んだ「新ロボット中長期戦略」の策定に着手する予定だ。
 中長期戦略には、出産率の低下や高齢化など社会環境の変化に合わせたロボット需要の創出、ロボットを通じた国内製造業の生産性向上、大規模で挑戦的な研究・開発(R&D)課題の発掘などが盛り込まれる予定だ。

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