【ソウル聯合ニュース】有機ELを利用したパネル市場の成長が著しい。
 韓国ディスプレー産業協会は22日までに、昨年の有機ELパネルの世界市場規模を37億400万ドル(約2950億円)と集計した。前年の2.4倍に成長した。特に多機能携帯電話(スマートフォン)などの小型画面に用いられるアクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)は、2.7倍の33億6200万ドルに上った。
 調査会社ディスプレイサーチの見通しによると、AMOLEDは今年、2.5倍の81億7700万万ドルに拡大する。
 一方、サムスンモバイルディスプレーをはじめとする韓国メーカーが昨年生産した有機ELパネルは、前年比2.6倍増の22億7700万ドルで、世界の61.5%を占めた。輸出は17億8100万ドルで、前年から約11億ドル急増した。
 こうした有機EL市場の成長を受け、サムスン電子は同社LCD(液晶パネル)事業部とサムスンモバイルディスプレーの合併を検討している。有機EL市場での競争力強化を図る動きとみられるが、同社関係者は「確定はしていない」とコメントしている。
 一方、昨年の韓国の液晶パネル(LCD)生産は316億7100万ドルで、前年を下回った。

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