【ソウル聯合ニュース】韓国国民の約7割は朝鮮半島統一の必要性を感じているものの、統一費用の国民負担には拒否感が強いことが分かった。
 韓国の現代経済研究院が今月初め、全国19歳以上の男女1002人を対象に調査した結果、73.7%が統一は必要だと回答した。
 望ましい統一方法としては、「合意による平和的統一」が62.1%で最も多く、「北朝鮮崩壊後の韓国主導での吸収統一」は34.1%、「戦争などの軍事的な武力統一」は3.8%だった。
 統一が可能な時期については、「11年以上先」との回答が47.9%を占め、「6~10年後」が25.1%、「不可能だ」との答えが22.5%だった。「5年以内」との回答は4.6%にとどまった。
 統一の必要性には共感しながらも、統一費用の負担には否定的な意見が多かった。負担可能な年間の統一費用を問う質問には、93.7%が「10万ウォン(約7000円)以下」と回答した。
 今年の南北関係については、「現在とほぼ同じ」との見方が66.7%で最も多く、「ややよくなる」が22.7%、「やや悪くなる」が8.9%だった。

Copyright 2012(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0