韓国最大野党代表　内閣総辞職と大統領謝罪を要求

【ソウル聯合ニュース】韓国最大野党・民主統合党の韓明淑（ハン・ミョンスク）代表は15日、党本部で記者会見を行い、「これ以上、李明博（イ・ミョンバク）政権の不正腐敗を見逃すことはできない」と述べ、李大統領の謝罪と内閣の総辞職を求めた。
　与党・セヌリ党の運営にあたる朴槿恵（パク・クンヘ）非常対策委員長に対しては、「飲酒運転で人身事故が発生したら、助手席にいた人も法的責任を免れない」と批判した。
　韓代表は4月に行われる総選挙（国会議員選挙）で、良質の雇用創出や経済民主化実現、普遍的な福祉拡大などの経済対策を掲げる方針を示した。
　また、与党の元代表で、前国会議長の朴ヒ太氏が2008年の党代表選で、現金入りの封筒を配ったとされる疑惑に言及し、「権力を通じ犯罪事実を隠匿しようとした事件だ」と非難。その上で、現政権の裏金疑惑は氷山の一角にすぎず、「国民は政権の最後の1年を容認しないだろう」と警告した。