【ソウル聯合ニュース】韓中自由貿易協定(FTA)交渉開始を前に関税引き下げの対象から除外する農畜水産物の選別作業がスタートした。
 農林水産食品部は15日、韓中FTAに備え来月末まで品目別に専門家の協議会を開くと明らかにした。専門家の意見を基に関税の例外規定を適用する農畜水産物を選別する。
 14日には初めてリンゴとナシの専門家協議会が開かれた。
 17日に仁川で水産物、20日に済州でかんきつ類、来月には畜産分野での専門家協議会が予定されている。
 外交通商部は8日に韓中FTA交渉開始宣言に向けた公式手続きに入っており、間もなく交渉が開始される可能性が高い。
 経済研究機関では韓中FTA締結による農業被害が韓米FTAの2~5倍に達すると予想する。ただ、巨大で不透明な中国市場の特性上、具体的な品目別の効果や被害額の分析は未知数とみられる。
 政府は4月の中国との交渉で農産物問題について協議する予定。

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