韓国が北朝鮮に赤十字実務協議を提案

【ソウル聯合ニュース】韓国政府は14日、朝鮮戦争などで生き別れになった離散家族の再会事業を話し合うための南北赤十字実務協議の開催を北朝鮮に提案した。
　大韓赤十字社の兪重根（ユ・ジュングン）総裁が、同日にソウル市内で行った記者会見で発表。韓国政府は北朝鮮・開城か韓国の京畿道・ムン山で20日に実務協議を開くことを提案したという。
　韓国政府の今回の提案は、これまで強調してきた南北の対話チャンネル構築を目指したものとされる。実務協議で離散家族問題を最優先課題として話し合い、対話の枠を韓国海軍哨戒艦沈没事件や延坪島砲撃事件、金剛山観光問題にも広げていこうとしているようだ。
　現政権になって、離散家族の再会は2009年と2010年に1回ずつ実施された。2010年10月の南北赤十字会談では、同年11月25日に赤十字会談を開くことで合意していたが、開催2日前に延坪島砲撃事件が起こり、取り止めになった。