【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が郵便や情報、通信業務を総括する逓信相に沈哲浩(シム・チョルホ)副大臣を任命したことが14日、確認された。
 逓信省はエジプトの通信大手オラスコム・テレコムとともに北朝鮮で携帯電話事業を展開している。
 朝鮮中央通信など北朝鮮のメディアは9日、故金正日(キム・ジョンイル)総書記の生誕70年を記念する郵便展示会の開幕を報じ、沈哲浩逓信相が行事に参加したと紹介した。
 沈氏は、金正日体制を構築する過程で中心的な役割を果たした故沈昌完(シム・チャンワン)元社会安全部政治局長の息子で、党・軍・政府の要職を占めている高官2世の1人だ。
 北朝鮮脱出住民(脱北者)によると、沈氏は2001年6月に国家安全防衛部を非難した罪で政治犯として耀徳收容所に収容された経験を持つという。
 昨年12月に金総書記が死去した際に発表された国家葬儀委員名簿にも名前が載るなど、金正恩体制で政権を率いる次世代の実務責任者と目される。

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