韓国のネット株取引　昨年は過去最高＝スマホ効果大

【ソウル聯合ニュース】スマートフォン（多機能携帯電話）の影響が株式市場にも波及している。昨年のインターネットによる株式売買額は前年比18．3%増の2468兆ウォン（約171兆円）に達し、過去最高をマークした。
　韓国取引所によると、これまでの最高は2009年の2356兆ウォンだった。昨年の内訳は有価証券市場が1524兆ウォン、店頭株市場コスダックが944兆ウォン。
　昨年は欧州の財政危機などで株価が低迷したが、インターネットによる株式売買は前年比382兆ウォン増加した。これは時間や場所を問わず取引できるスマートフォンや多機能端末による取引が増加したためだ。
　韓国の証券会社では初となるスマートフォン用トレーディングアプリを2010年に開設した未来アセット証券の関係者は、「ネットによる個人売買の30%以上はスマートフォンによるもの。スマートフォンによる取引は今後も増えるだろう」と話す。