【ソウル聯合ニュース】知識経済部の洪錫禹(ホン・ソクウ)長官は13日、トルコの原発建設受注交渉のための実務代表団を今月中にトルコに派遣すると明らかにした。
 洪長官はこの日、トルコを含む4カ国を訪問した李明博(イ・ミョンバク)大統領の外遊についての報道発表の席で、トルコの原発建設事業について述べた。
 同事業をめぐる韓国とトルコの交渉は約1年間中断しているが、「トルコ側から積極的に再開を求めてきた」と説明。両国の交渉が決裂した背景については、原発で生産した電力の販売価格で折り合えなかったことが主要因だったと話した。
 交渉では、高い価格で電力を売りたい韓国と、安い価格で買いたいトルコの意見差が埋まらなかった。このためトルコは日本との交渉に切り替えた経緯がある。
 洪長官は、「トルコは日本との交渉を中断したのか」との質問に対し、「交渉というものは、いろいろな国とするのが望ましい」とし、トルコが韓国と日本を天秤(てんびん)にかけて交渉していることをほのめかした。今回の代表団の重要任務の一つは電力価格の交渉になりそうだ。

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