【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の大規模なマスゲームと芸術公演「アリラン」が4月10日~5月1日、8月1日~9月15日に行われる。北朝鮮ツアーを専門に扱っている米旅行会社「ニューコリアツアーズ」がホームページで明らかにした。
 北朝鮮ツアー会社では今年のアリランが故金日成(キム・イルソン)主席の誕生100周年となる4月15日に合わせ、同月に開幕されるとしていたが、開幕日は公開しなかった。主に8月に開かれるアリアンが4月に行われるのは2007年以降、5年ぶりとなる。
 アリランは延べ10万人が動員され、1時間20分間にわたり行われる。2002年、金主席の誕生90周年を記念し、初演された。2005年に開かれた第2回公演以降、水害で中止となった2006年を除き、毎年開催されている。
 今年の公演時間は90分に縮小されるという。北朝鮮は「強盛大国元年」や金主席の誕生100周年、金正恩(キム・ジョンウン)体制発足などを記念するとともに、金正日(キム・ジョンイル)総書記死去を追悼するため、例年より公演を盛り上げるとみられる。
 特に、国内外への宣伝効果が大きいことから、3代世襲の正当性を強調し、金正恩体制をアピールする内容が中心になると予想される。
 昨年の公演では金主席が率いた抗日パルチザン活動の根拠地で、革命の聖地とされる白頭山の模型を立体的に表現し、「白頭血統」を強調する一方で、正恩氏の業績とされる果樹・養魚など経済部門の発展を誇示したのが特徴だった。

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